2016年8月2日火曜日

自分が思い描いた通りの信長像!~坂口安吾「信長」~


毎晩、息子と一緒に読書タイムを設けていて、
大義名分をもって堂々と読書だけを楽しめる
自分のリラックスタイムでもある。



前は「燃えよ剣」という新撰組の土方歳三の生きざまを描いた
司馬遼太郎さんの小説を読んでいたが
これを読み終わって次に読んでいるのがこちら。
坂口安吾「織田信長」
⇒坂口安吾【信長



堕落論などで有名な坂口安吾さんが書いた
信長という小説を見つけたんでさっそく購入。



好きな歴史上の人物は?


男で「織田信長」と答えたことがある人は
かなりの数いるでしょうね。


今の自分は坂本龍馬とか
土方歳三、宮本武蔵も大好きですが
変わらず織田信長も大好きです。


小学生の頃、
小学館の歴史漫画を読んで
そのイメージも強烈に残っているんですよね。


だから、小説であっても
あまりイメージとかけ離れていると
ちょっと興ざめしてしまうんです。



が、坂口安吾さんの信長は
期待を裏切りません。



バカ、うつけものなどで表現される信長の
その呼ばれる原因が
他人の物差しを大きく飛躍しているからだという
天才たるゆえんを見事に表現してくれています。



その天才肌にうすうすと気づく
斎藤道三の様子もまた面白い。



途中まで読んでいますが、
とても読みやすい信長です。



ぜひ、歴史小説が好きで
かつ織田信長が好きな人は
一読してみる価値あります!


信長 (宝島社文庫)