2018年9月8日土曜日

八方美人は自分を見失う

過保護にすれば人は育たない


こんな記事を書いていて、
こんなアンサーをいただきました。


そんなふうに考えてくれる保護者が増えることを期待しますが、
ほとんどは職員が動かないとクレームつける親ばっかりです。



現場は本当に大変なんですよね。
私も現場にいたんでわかります。



日本では学級だよりの些細な記述にかみつかれて、
日曜に話し合いになったこともありました。


タイでは作文に夢を書いた子の親が
「私の子は今まで夢なんて書いたことがなかった。
これは子供を洗脳している」
なんてクレームを言われたこともあります。


大多数は良い親なんですが、
その良い親より、ごくごく稀に出るモンスターペアレント
と言われるような人に出くわすと、
職員はとんでもない労力を使うんですよね。


もちろん、モンスターではなくって、
実際に職員の方に問題がある場面だって多々あるもので、
厳密にクレームを言った人がモンスターかどうかなんて
判定が難しいもんです。
なんでもモンスターでくくるってのも間違っている。
でも、確実にいるのも事実です。



このクレーム対応が難しいもんで、
クレームが正しければ対応しなければならないし、
でも、そこまでやらなきゃいけないか?
ってクレームにまで答えていると、
自分たちの首が真綿でどんどん締め付けられていくって面もありますよね。


よく芸能人がインスタ投稿を削除って話も聞きます。


一部のクレーマーに対応していると、
その人の個性が消えていってしまうんです。


クレームの中でも対応すべきものと
受け流していくべきものがある。


そして、受け流すことで、
その人の価値観がはっきりしてくる。


なんか、若いころ
八方美人になって自分を見失った過去を思い出します。


嫌なものは嫌。
ダメなものはダメ。
そんなことをはっきり言え、
お互いが妥協点をしっかり見つけあえる世の中は、
これから自分たちで作っていかなければならない。


誰もがその最前線にいるのです。