2018年8月31日金曜日

タイで怒る【子を守るは親の役目】

タイで怒ることはけっこうあります。
いや、ありました。
自分もずいぶんと大人になったのか、
タイで怒る場面は減ってきています。

ある程度は耐性が無いと
精神的にも参ってしまいます。


でも、その耐性を破壊してくれる出来事が
時々あるものです。



【以下、食事中の方は読まないでください!】


娘の体調が悪く、
朝からもどしてしまっていました。


娘の体調もよくなり、
用事があって一緒に外出。


娘がのどが渇いたというので
タイの個人商店に寄りました。


すると、娘が入り口でもどしてしまったのです。
不意だったので、全く対処できませんでした。


お店の人に申し訳ないと思って、
すぐに謝り、何か拭くものをもらおうとしました。


すると、恐ろしいほどにわかりやすいすごい嫌な顔をしています。
その気持ちはわかります。
申し訳ないです。

でも、そのあとの行動は許せませんでした。

その表情のまま、
外に連れていけとまくし立ててくるのです。

悪いのはこちらですが、
その心底汚い物を見るような言動
若干ざわざわっとする自分がいました。


汚れたところを拭こうと思って、
ティッシュはありますか?
と聞くと、
嫌な顔で店の中にあった段ボールの切れ端と
ビニール袋を渡してきました。


これですくって入れろと。
すごい見下しつつ、
汚いものを見る表情で投げやりな態度でした。


娘が私が自分でやる。
お金払おうか?
と体調悪いのに店員の態度に小さくなってしまっていました。


その娘の姿と、
ここまで嫌な顔をし続ける店員に
さすがにプチンと来てしまいました。


「お前がここで倒れたら俺は病院に連絡するぞ。
 それが何だ?!
 子供が気持ち悪くてもどしているんだぞ。
 少しくらい心配する気持ちはないのか?
 人間なんだからそういうときもあるだろ?」

という心の声がぐぐぐっと沸いてきた。

思わず立ち上がって本人の前まで行って、
強く睨みつけながら
「ティッシュはないのか?」
とかなり強い口調ですが、
ギリギリ抑えながら聞いた。


自分の様子が本気だったことに気づき、
びっくりした様子の店員。

相手は一度抜いた刀をしまえないのか、
前より弱い普通の口調になったが、
段ボールでやれと言ってきた。


「ティッシュはないんだろ?」
と私は店員に告げ、段ボールを捨てて手でやりました。


娘のもどした物を手で集めて
ビニール袋に入れました。


するとすぐに
「もういい。」
「拭かなくていいからビニール袋をあっちに捨ててくれ。」
と相手は優しい口調で言ってきました。


私は無言で最後まで手で集め続けました。


相手の態度は見下す様子ではなくなっていたので、
最後は店員に従って終わりにしました。


自分はそこまで短気ではないのですが、
娘を汚い物を見る目で見られたことは
さすがに許せない自分に今回はじめてはっきり自覚しました。


自分のことは許せても
わが子のことになると許せない。


最後は我が家の癒しのハムスターで。
ふぅ、深呼吸して忘れます。