2017年8月24日木曜日

奨学金批判に反対。奨学金はありがたいもの。

自分は奨学金で大学へ行きました。
そして、15年で完済しました。

前々から
奨学金を悪く扱う記事に対して、
そんなに奨学金が悪いのか?
という疑問がありました。


朝日新聞の記事に、
奨学金は人生の重荷。
理由は、子どもが少なく、結婚や家を持つ時期が
遅くなるからと書かれていた。

詳しくは下の記事を。

朝日新聞デジタルの記事から
----------------------------------------------------
奨学金返済、人生の重荷 子ども少なく結婚も遅れがち
8/23(水) 7:05配信

学生時代に借りた奨学金の返済を抱える人たちは
子どもが少なく、
結婚や持ち家の取得も遅れがちであることが、
大分大学の川田菜穂子准教授
(住宅政策)らの調査でわかった。

主な奨学金の返済期間は最長20年だが、
返済の期間が長くなる人ほど、
人生設計に大きく影響しているという。
--------------------------------------------------

人生の重荷という題名の付け方が、
奨学金にマイナスのイメージを付けようという
意図が見えてきます。


私にとって、奨学金はありがたいものでした。


お金が無い。
でも、大学へ行きたい。


奨学金があったからこそ、
大学へ行くことができました。


借りたお金を返すのは
人間として当たり前のこと。
人生の重荷になるのは当然です。


奨学金を借りるとき、
年利何パーセントかも
しっかり明記されて、
月々いくら返済すべきかも
パンフレットにはしっかり書いてありました。


その条件を理解した上で借りました。
返済条件に納得して借りたものを
その条件に従って返済するのは当たり前です。


大学に行かなくても生きてはいけます。
学びたい理由がある人が行けばいいところ。
行きたくてお金が無いなら、
奨学金で借りることができる。


ありがたい制度です。


利子があるのが嫌なら
高校時代から勉強を頑張って、
無利子の条件になるように
努力すればいいだけの話です。


世界にはもっともっと苦しい条件の国もある。
奨学金があるだけ幸せな国です。


自分の意志で奨学金を借りたんだから、
返済するために、
ある程度の犠牲を払うことは当たり前です。


子どもが少ない人。
婚期が遅くなった人。
家を持つのが遅い人。

それは本当に奨学金だけのせいなんだろうか。

最長20年返済であれば、
月々の返済額は少額です。


娯楽にかけるお金を減らせば、
十分返済できる金額です。


ましてや、繰り上げて返済することだって可能。
その気になれば、気合いで短期間で返済することもできる。


大学で頑張っていたら、
良い給料の会社にだって務めることができたはず。


人生の重荷なんてマイナスのイメージをつけられ、
奨学金が諸悪の根源であるかの如く言われているけど、
借りた人の自己責任です。


奨学金を借りて、
完済した自分はそう思っています。


奨学金は無利子である方が良いでしょう。
でも、運営していくためには、
有利子である必要があることは理解できます。


国が税金を投入して、
すべて無利子にしてほしい。


借りる人からすれば、
もっともっともっと条件が良くなってほしい
というのはわかります。


そんなことを言いはじめたら、
医療費だってただの方が良いです。



大学は義務教育ではない。
有利子の奨学金を借りてでも
行く理由がある志高い人が行けばいい。

大学でしっかり学び、
有利子でもしっかり返せる
実力を養って卒業したらいい。

いい加減、
奨学金が悪いというイメージをつける報道は
やめてほしい。

関連する懐かしい記事
奨学金完済!

0 件のコメント:

コメントを投稿