2019年5月24日金曜日

人間の本質で評価される世の中


Googleによって、音声から音声に翻訳できるシステムが開発され、
その技術が進化しているようです。



今までは音声からテキスト、
テキストで翻訳して、
機械的な音声で出力といった形。



それがテキストを介さずに直接翻訳された音声が出力されるそうです。
で、驚くべきがここから。


本人の音声の特徴を組んで音声出力する技術にも着手しているみたいですよ。
自分の声がそのまま英語になるということです。
技術的には可能ですよね。



オバマ元大統領が本当に話しているように作ったフェイク動画。


今の時点でこの精度。


10年後は全く見分けが付かないレベルになっているでしょうね。



音声翻訳も、自分の声との違いがわからないレベルの音声で
翻訳ができるようになる未来は確実に来ます。



「いつになるか?」であって、
「できるか?」ではないですね。



こうなると、英語の勉強に費やす時間が無くなるので、
非英語圏の人にとってはかなりの朗報ですよね。



今までは英語圏に生まれたというだけで、
英語を勉強する時間を他のことの学習に使えるという優位性があったはずです。




例えばAI研究者を例にすると、
持ち時間10時間あるなら、
英語圏の人は10時間をAIの研究に使えます。



でも、非英語圏の人は、
10時間のうち、5時間を英語の勉強で消費して、
残りの5時間で研究をすることになります。



もちろん、英語を話せるようになった状態で研究をしているんで
厳密には両者とも10時間研究できるんですが、
話の例えです(^-^;



世界規模の研究になると英語での論文は必須なんで、
英語に時間を消耗しているだけで
すでにハンディキャップな状態だったはずです。



それが翻訳機能の発達のお陰で、
英語に消耗されていた時間が無くなるので、
言語に関してはより平等な世の中に一歩近づくことになりますね。



英語圏に生まれたからといって、
英語が話せるだけで英語の先生としてごはんを食べられる
ということも無くなります。


翻訳技術以外の部分でも
同じような平等化の流れが生まれるでしょうから、
自分の価値についてもっと本質を見極めていかなければならない
世の中になっていくと予測されますね。


法律を覚えているだけではだめ。

英語が話せるだけではだめ。

ググれることだけを覚えているだけではだめ。

ロボットができることだけではだめ。


人間だからこそできることは何か?


自分だからこそできることは何か?



人間の本質で評価される世の中になりそうですね。


ではでは、この辺で。

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