本棚にある蔵書をどんどん減らしていこうと決意し、
数冊ずつ捨てています。
やっと本棚の中に隙間が目立つようになってきましたが、
ずっと取っていただけに捨てるのに迷います。
本棚に本がたくさんあるということに満足していた自分もいますが、
その自分はだいぶ前に卒業しました。
本棚に本が増えていくことに満足感を覚えている自分がいましたが、
今ではそんなことはどうでもよくなりました。
増えることへの満足感が無くなった自分がいるなら
捨てるのは簡単かというそうでもありません。
基本的に本が好きなので捨てて良い本かどうかで
即決できません。
だからちょっと内容を読むことになります。
すると気づくことがありました。
こんな本を読んでいたんだ・・・
書いてある内容に全く響かなくなっている自分がいます。
「そんなの当たり前のことじゃん。」
といった感じで心が動かない本がけっこうありました。
そんなときに考えることが、
自分も歳を重ねたことで心が成長したのだな・・・
ということです。
若いころは有難く線まで引いて読んでいた本ですが、
今読むと、線を引いたところを見ていて
心に響かなくなっている自分がいます。
さっきも書きましたが、線を引いた部分が
自分の中では「当たり前」のことになってしまっているのです。
それは血肉化したとも言えるかもしれません。
年齢を重ね、白髪が増え、肌のトラブルも増え、
色々と老化を感じることもありますが、
年を重ねることで得ているものがあるという事実を
今回の本の断捨離で感じることができました。
これは大きな実感として残るので
本の断捨離してよかったなと感じている日々です。