2018年3月3日土曜日

他人の子をガツンと叱った日。いや、怒った日。


自分の教え子ではなく、
ある意味全く関係ない
他人の子どもを強く叱った。
いや、った。


小さい子をいじめていた子に、
息子がやめろと言っていたら、
逆に標的にされた。


前々から、息子にはそんな理不尽な奴は
常に弱いやつを探しているから
やり返していいよと息子には伝えていた。


が、相手はいじめていた子を
逆に仲間にし、
攻撃の手を止めることをしなかった。
しかも上級生。


涙を流して帰ってきた息子を見て
さすがにプチっと来た。


最初は普通に話してやろうかと思ったが、
表情、特に目が実に嫌だった。
目は口ほどにものをいう。


長年多くの子を見ているから
自分には嗅覚がある。
性格がひねくれてしまっているときに表れる目だ。


子どもの中には、
極まれにこのような子がいる。


他人をいじめるのを純粋に楽しんでしまい、
その悪さの大きさに気づかず、
怒られたらすぐ自己弁護に走る。


長い年月を通して、
そうならざる得なかった子も被害者だが、
そんなことは今はしったことじゃない。


何をやっているんだと
問いただすと、
何よりも先に自己弁護が先に出た。
しかも、浅い言い逃れの言い訳だというのが明らか。
完全に許せないパターン。


自分もやり返されたんだ
なんてビビりながらも
口をとんがらして不満顔で言う。


怒られてしゅんとしているように見えて、
どこか反抗的な目で
ちらちらこちらの隙を伺いながら訴える。


その表情を見ていたら、
スイッチが切り替わった。


小さな火種を残すと、
また同じことをしかねない。


反省するよりも屁理屈がすぐ浮かぶ、
言葉では通じない相手の場合は、
動物的感覚でわからせる必要がある。


叱るではなく怒った。


自分が相手をいじめておいて、
俺もやり返されたからイーブンだ
なんてふざけた考えをどこから仕入れたのか。


そんなわけはない。
やり返される前にやめろ。
やり返される覚悟が無いならやるな。


息子は何回も口で止めろと言ったよな?
それでもお前は止めなかった。


それでやり返しちゃいけないなら、
お前が満足するまで我慢しなきゃいけないのか?
我慢していたらお前は満足してやめるのか?


口でやめろと言われてもやめず、
やり返されたら
やり返した方も悪いんだなんて
屁理屈は通らないんだと強く教えた。


このタイプの子には論理は通じない。
日頃から大人に言いかえしていて、
大人も制御できていない可能性が高い。
だからこんなになるまで育ってしまっている。


警察官は見ているぞ!!
という様な強いメッセージが必要だ。


純粋にいじめをいじめと思わずに
楽しむようになってしまった子には、
冷静な言葉なんて効き目は無く、
即効性のある警察的な役割を
大人がしなければ、
真面目に生きている子が苦しむことになる。


動物的に直感させることだ。
これはやばいことになったと。


そうやって
まずは悪事を止めること。


それからチャンスがあれば、
語って聞かせたらいい。
この子には語って聞かせるつもりは全くないが。


しっかりした関係性ができていない
他人の子を怒るのは最初で最後にしたいものだ。


今回は親にはいわないけど
何かあれば、
次はないからなと伝えておいた。


また同じことをやったらどうなるか
覚悟しておくようにと伝えておいた。


理不尽なことをしている子を
見てみないふりをせず、
ガツンと言ってやることだ。
すべての大人が大人として覚悟しておくべきことだ。


優しく言えばわかってくれる。
正面から向き合って語り合えば、
きっとわかってくれる。


そんな優しいことでは
もうどしようもなくなっている状態になっている子もいる。
それが現実。


そのような子を前にしたとき、
大人が引かない態度
見せないと、
子どもの悪事はどんどん加速して、
涙を流して我慢しなければならない子が出る。


いじめられている子を
一生懸命に救おうとした息子の正義感には
感心するものがあった。
よく上級生に向かっていったものだ。


いずれにせよ、
優しい子がバカを見る世の中ではいけない。
久しぶりに本気で怒った金曜だった。


その親から何かクレームがくるかもしれない。
来たら来たで大いに語らおうと思います。