何かと比較しながら生きて
どうも心を苦しくしている人が多いようです。
自分たちが子どもの頃と
今の子どもたちとを比べてみると、
同じ値段でも手に入れられるゲーム機のスペックは
圧倒的に今の子の方がすごい。
好きな子に電話するとき、
相手の親が出ないか
ドキドキしていたものだけど、
今の子は携帯があり、ラインを自由に使える。
細かいところを比較していくと
やはり技術は進歩しているから
どちらの方が環境が良いか?
となると昔の方が不利だろう。
でも、幸せは比較できるか?
というと、そう簡単なことではない。
あの頃はあの頃で
とっても楽しかった。
今のゲーム機を使っていたら
もっと楽しかったかもしれない。
でも、そんなことはわからない。
あの頃はあの単調な電子音が良かったし、
みんなでテレビゲームを囲んで、
早く自分の番が来ないかな?
とドキドキ待っていた経験も良い思い出だ。
好きな子に電話するとき、
携帯にできたらさぞ楽だっただろう。
でも、そのお陰で
お父さんが出てきて、
心臓びくーんってなって、
クラスのイベントのことで相談したいことがあるんですが・・・
と下手な嘘をついた思い出は
一生消えずに良い思い出として残っている。
単純に物事を比べて
こっちが幸せ、あっちが幸せとは言えないもの。
人と比べてばかりいないで、
今、自分の目の前にある環境の中で
自分がしたいことを
一生懸命に頑張っていたら、
それが幸せなんだと思うのです。