TOPSの喫茶店には、ほぼ毎日通い続けています。
そんな喫茶店で、
「人工知能に仕事を奪われる人。奪われない人。」
について考えさせられる出来事がありました。
ほぼ毎日通っている割には、
店員さんとは深い交流はありません。
でも、お互い顔は毎日見ているわけだから
認識は完全にしているという関係です。
ある日、ふとカウンター近くの席しか空いていないとき、
店員さんが「あなたの仕事は教師ですか?」
と聞いてきました。
まったく今まで話したことがなかったのに
なぜ「教師」ということがわかったのだろう?!
不思議なので、
「そうですけど、どうして教師だとわかったの?」
と聞き返してみました。
すると、
「いつも本をたくさん読んでいるから、そうだと思った。」
との答えでした。
毎日のように通ってはいるけど、
会話はしていない薄い関係だと思っていましたが、
しっかりと観察して、自分のことに興味をもってくれ、
考えてくれていたんだとわかる言葉でした。
それにしても
本をたくさん読んでいるだけで
教師だと推理するとはお見事!^_^;
その後も少し話は続き、
毎日来ているから普通の会社のような仕事ではないのかな?
ということを予想していたと伝えてくれました。
そんな話題を一通りしたあと、
話が区切りが良いときになるとそれ以上深入りすることなく、
そっと笑顔で距離をあけて自分の仕事に戻っていきました。
自分は読書をしに通っているので、
確かにそうやって読書の時間をくれるのは嬉しいことです。
このようなカウンター業務は
ロボットと人工知能の進化でなくなると言われています。
サービスを受け取る側と提供する側が
直接的な珈琲を受け渡しするということだけを見るなら
単純なことでロボットに置き換えても良いと思います。
でも、コーヒーを受け渡す以外にも
こうやったちょっと心温まる交流をすることもサービスの一環だと考えるなら、
ロボットにはできない繊細な仕事になりますね。
こんな心温まるサービスができる
カウンターの店員さんの仕事なら、
消えることは無い、消えてほしくないって感じました。
同じカウンター業務であっても、
ときには無言で笑顔一つ見せない店員にも出会います。
そんな態度であるなら
カウンター業務は人間でなくてもできるレベルの仕事になってしまいます。
人間らしいサービスができない人は、
これから淘汰されていくことでしょうね。
人工知能に多くの仕事を奪われるという時代は必ず来ます。
でも、ただ恐れているだけではなく、
人工知能にはできない、
人間ならではの温かみを自分の仕事に加えていく。
人工知能と共存しながら生き残るためには
必要なことだなと感じた喫茶店での出来事。
キーワードは
「人間だからこそ」
ですね。