2020年10月29日木曜日

性描写が激しすぎるが教育とは何かを深める漫画

大学生のころ、「東京大学物語」というマンガを読んでいて、

全巻そろえて持っていましたが引っ越しなどで手放してしまいました。


まじかる☆タルるートくんの作者である江川達也さんが描いていて、

稲垣吾郎さん主演でドラマにもなっていました。


登場人物の東大を目指す秀才「村上直樹」がぶっ飛んでいます。

ほかの登場人物もぶっ飛んでいます。

いや、ぶっ飛びすぎています・・・


過激で知的で面白く、ぐいぐい読んだ記憶があります。


ただ、性描写があまりにも(×100くらい)激しすぎて、

電車の中では読めませんし、家族がいる場でも読めません。

大学頃の自分にとっても刺激が強すぎるレベル(^^;


偶然アマゾンkindleで0円になっていたのを発見。



夜な夜な再読してみることにしました。


今、教育者としての立場で読むと
驚くべく深さに気づきました。


日本の教育に対する強烈なアンチテーゼが表現されていました。


日本のトップを目指すために
社会システムに順応する教育を受け続け、
個性を殺して勉強しまくる。

周囲におだてられ変にプライドは高くなり、負けず嫌い。
親に褒めてもらうために自分の色を捨てて親の色に染まる。

個性がある子はそのシステムでは差別され、のけ者にされ、
個性をつぶされる。

受験戦争に勝ち残った人々が官僚になり、
その苦労して手に入れた地位を死守するために
偽善者となり、悪も悪と思えない生き方をする。


それ以外にも人間の醜さなど
もっともっと色々と描写されているものがありますが、
とにかくこれでもかというほど強烈な直球で訴えかけてきます。


特に東大後の後半戦が内容が濃い。濃すぎます。
ただ高確率で性描写ページなんで、
外では絶対に読めません・・・

それにしても
こんなに性描写が激しかったっけ?!と驚きです。
普通に学生が読めて、
確かコンビニで普通に売っているビックコミックスピリッツ
に連載されていたはず(^^;
自由な時代でしたね。


興味がある方はkindleアンリミテッドだと0円なんで読んでみてください。

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