人ってわかりやすい面からだけで
何かを判断しがちなところがあるなって感じます。
今、自分は個人塾の経営をしているのですが、
塾選びの基準として「大手」という言葉に
安心感のようなものを感じて選ぶ人もいるようです。
「大手」=「安心」というところに
何か疑問は無いのかな?
別に銀行にお金を預けているわけではないんだから、
「大手」=「安心」ではなく、
自分の子にとってどのような塾がふさわしいのか?
というところを吟味して考えた方が良いはずです。
でも、「大手だから」、
「とりあえずみんなが行っているから」選ぶという考え方の人が
多くいるのが現状です。
前へ倣えという訓練をされてきた日本人的な発想だなって感じます。
子育ても似ているところがあって、
人間というのは深みがあって多様性があるのにも関わらず、
子供と向き合って本質を見つめることなく、
「学力」という一つのわかりやすい物差しだけを見つめて、
子供に土日もなく勉強させる人もいます。
本当にそれが子供の未来に良いことなのかを考えることなく。
そういえば学生時代に薬局でバイトしていたときも
同じようなことがありましたね。
オロナミンCってドリンクは有名ですよね。
もちろんタウリン1000mgです!
それに類似した商品で
ミンナミンCってのがあるんですよ。
それはタウリン2000mgだったんですよね。
2倍です。
しかもミンナミンCの方が値段が安いんです!
その他の成分は同じです。
普通に考えたらミンナミンC買いますよね。
でも、お客さんはオロナミンCを買う人が多いんです。
テレビのCMでやっていて安心感があるからでしょうね。
自分は成分表をチェックした上で、
どう考えてもお得なのでミンナミンCを買って飲んでいました。
人は深く吟味せずとりあえず知っているものを選ぶ傾向があるんですよね。
電話のKDDIの代理店で働いていたときも
同じようなことがありました。
市外にかけるとき、
NTTよりKDDIの方が安いんです。
絶対お得ですよね。
でも、営業をしていると、
「うちは黒電話の時からNTTに決めているから」
といったお得かお得でないかとか関係なく、
昔からある電話だからNTTなんだと決めてしまっている
ご老人の方が多かったんです。
人間はわかりやすい面からだけ見て判断しがち
だということを考えて、
自分もそのようなことがあるのかな
と振り返っていた1日でした。
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