2016年9月28日水曜日
老いから逃げず向き合う | 脱アンチエイジング
小泉今日子さんが
「アンチエイジングという言葉が大嫌い」
と言ったと毎日新聞の特集記事で見ました。
私も前々からずっと同じようなことを感じていました。
『老いることをマイナスにとらえ過ぎなんじゃないかな。』
何かとネットニュースでは『劣化』という文字が
目に飛び込んできます。
人間は老いる生き物。
見た目が劣化するのは当然。
そんなことに抗っても仕方がない。
他人が年老いていることを
あえて指摘する必要なんて全くないし、
お前には関係ないと言いたいくらい。
でも、指摘される人にも
ちょっとした共通点があるようです。
それは『劣化』している事実を
必死に隠そうとしているという点。
有名人にそんな必死な姿を見せられると
鬼の首をとったかのように
劣化したところを指摘しようとする人が出てくるようだ。
小泉今日子さんが
「アンチエイジングという言葉が嫌い」と
堂々と宣言したことって
とても素敵なことだと思う。
もちろん、アンチエイジングをしている人を
悪いというわけではない。
老いを受け止めた上で
できる限り美しくいたいという個人の努力は
認められるべき。
でも、それが行き過ぎて、
老いに抗いすぎると
ちょっと悲壮感が漂う。
無理しちゃって。
そう周囲から見られてしまう。
が、そんな周囲の目が気にならない人は
全く自分が好きなように生きれば良い。
ただ、こと自分に関しては
老いに抗うことなく、
できる範囲、無理のない範囲で見た目を磨き、
老いと上手に付き合える、向き合える人でありたいと思う。