2019年5月2日木曜日

タイで現地採用として生きる前に考えておくべきこと

タイの祠


タイには現地採用という雇用形態で生活している人がいます。


私もかつては現地採用という雇用形態で生活していました。
とても若いころの話です。


若いときは1人身で自由気ままに動くことができ、
さらにエネルギーがあるので、
生活レベルを落としてもへっちゃら。


赤バスに乗って会社に行き、
道中でトウモロコシを買って朝食にする。

屋台で昼ご飯。

毎日遅くまで仕事しようが、上司と飲みに行こうが、
朝から仕事をして、またその1日を過ごすという感じで
時が流れていきました。


でも、自分の仕事やらタイでの生活やらに余裕ができてくると
自分がダッシュしている足元だけを見ていた状態から、
ふと顔を上げて周囲の景色を見始める時期にきます。


すると、自分の周りには駐在員という方々がいたり、
タイで自営業をされている日本人がいたり、
志半ばで日本に帰国する人がいたり、
色々と目に飛び込んでくるようになります。


そのとき、自問自答が始まります。
自分はこのまま現地採用で良いのだろうかと。


そんなときに選べる選択肢は限られています。


今の会社から転職する。
退職して起業する。
日本へ帰国する。
今の会社で出世を目指す。


いずれにせよ、
この選択肢の中からいずれかを選び、
その選んだ道で再びあゆみはじめる必要があります。


現状維持でいいやなんて考える人もいるのかもしれませんが、
現地採用という立場のまま、
年を重ねていくことはかなりのリスクがあります。


私の知人には年金も払っていなければ、
保険にも入っていない現地採用の人もいます。


結婚していても子供をもつ余裕はない。
むしろ、自分たちの老後の方が心配という状態。


でも、そんな心配をする時間もなく、
現地採用として毎日の忙しい業務に追われて、
1年、また1年と過ごしているようです。


子供ができたらどうするのか?
学費、習い事の費用。
もしパートナーと離別したら?
自分が働けなくなる事故に遭遇したら?


このブログを読んでいる方の中には
これからタイに来たいという方や、
タイで現地採用として働き始めたという人もいることでしょう。


私もかつて同じ境遇で、今の仕事まで走り続けることができたのは、
途中途中で立ち止まり、顔を上げる時間をもち、
行き先をじっくり考えたからです。

みなさんもきっと自分が満足できる未来が来ることでしょう。


そのためには、自分が走りながらでも
顔を上げて自分の行く先を見ることです。


この行き先で良いのだろうか?
違う行き先があるのだろうか?


この自問自答を早い段階でしておかないと
年齢を重ねれば重ねるほど違う道には行きづらくなります。


ぜひ、このことを心のどこかに留めておいてもらえたらな
って思いながら書いてみました。


では、タイでの生活頑張ってください(^-^)

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