2019年5月16日木曜日

タイの交通渋滞を改善する方法


タイの交差点で毎日のように渋滞が生まれる瞬間を見ています。



信号が黄色になったとき、
侵入先の道路が渋滞で詰まっていれば交差点には侵入しませんよね?


でも、タイは違うんです。


信号が赤になる瞬間まで交差点に突っ込んでいきます。
前が渋滞していても当然突っ込みます。


その突っ込んだ車が交差点で止まるんで、
交差点はマヒします。
すると赤であっても突っ込んだ車にくっ付いて行く車が出てきます。


こうやって完全に交差点がつぶれます。


タイではこのような渋滞が10年以上も同じ状態で全く改善しません。


この状況を見ていて思うことは、
教育と罰則をセットでやっていかないと
問題は解決しないんだなということです。



教育だけでもダメで、罰則だけでもダメ。
両方がセットになってはじめて効果が現れると思います。


どういうことかというと、
教育でいえば、タイの陸運局で交通ルールはしっかり教えています。
でも、試験内容が甘いので、
聞き流していても問題はありません。


ただ、少ないながらも真面目に聞いている人はいて、
一定数は教育されている人もいます。


では、何で聞かなかったり、
交通ルールを守らないかというと、
罰則が甘いからです。


交差点に警察官が立ち、
赤信号で交差点に突入している車がいたら
どんどん取り締まらなければいけません。


やってはいけないことが交通ルールとして存在していて、
それを破れば罰則を受けるんだということを
タイ人がしっかり理解すること。


これができて初めてタイの人は交通ルールを守る日に向けた
第一歩を踏み出すことになるのです。


でも、この罰則が甘い


交差点に警察がいても全く見ても何も注意をしません。


それなら交通ルールを守らない人は次も守りません。
さらに悪いのは守っている人も破るようになることです。


罰則されることは無い。
変な交差点の時間の長さにイライラする。
その結果、守っていることが馬鹿らしくなってくる。
破った方が得。


そうやってタイの渋滞はずっと続いているんだと思います。


教育と罰則をセットにする。


これはタイの交通事情だけでなく、
他のあらゆることに当てはまります。


教育も同じ。
教えるだけではだめで、罰則はセットになっていないと。


これから10年。
タイの渋滞はきっと変わっていないことでしょう。

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