2019年5月17日金曜日

タイで生きるためには覚悟が必要【在タイ12年が見る景色】

タイで生活したい人は今も昔も多くいて、
自分も昔はその立場でタイに来ました。


気が付けば在タイ10年を越えて、
かなり古株になってきました。


そんな長年タイにいる自分でも
タイで生活したことは正解か、不正解なのかと
未だに答えを出すことはできませんね。
未だにではなく、これからも出ないでしょう。


人生はどちらかの選択をすれば、
2つのうち1つは見ることができませんからね。


不正解だと思っていた道でも、
別の道はもっと不正解だったかもしれません。
できることは、選んだ道を正解になるように頑張るのみです。



ただ、事実として言えることはあります。


それは、日本で生活していた方が圧倒的にメリットは多いということです。


社会保障は充実していて、
病院代は3割負担で済みますよね。


年金だって色々話題にはなっていますが、
少なからず一定額はもらえるはずです。


さらに、子供の教育は無償です。


失業すれば失業保険も貰える。

生活に苦しくなれば生活保護がある。


日本で暮らしていれば、あらゆる恩恵が与えられています。


でも、日本を飛び出しタイで生活してみれば、
それらの恩恵が消えます。


浅瀬の穏やかな波ではなく、
大海原の荒波の中での航海をしているようなものです。


荒波だと自覚なく生きることができている人もいるでしょうが、
それはつかの間の海が穏やかな時期なのかもしれません。
いずれ、荒波はやってくる可能性は大いにあります。


タイでの生活は、下手をすると、
「詰む」可能性があるんです。


生活保護なんて無いんで、
収入が止まれば終わります。


終身雇用なんて無いんで、
いつまで働けれるのかも不確定。


医療保険は自分で加入しなければならず、
加入条件が悪ければ、大病を患った瞬間に「詰む」可能性があります。


脳関係の手術なんて私立病院でやったら1000万円近くかかります。



もし、タイで生活したいという人がいたら、
若い時は考えないかもしれませんが、
歳を重ねたあとに「詰むかもしれない」
という覚悟をもっておいた方が良いです。


その「詰み」への覚悟がある人以外は、
そう簡単にお勧めできません。


海外生活は日本と違って「詰む」危険性がある
という大前提のもとで予防のための行動ができる人でないと
タイ移住は難しいのかなって思います。


メリットでいえば日本の方が優れているので、
メリットなどとは関係はない
自分の中に深い理由をもっていること
タイで長期的に生活するためには大切なことだと思います。


それが在タイ12年を迎えて見えている景色です。

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