2023年3月14日火曜日

ラチャプラロップタワーマンションでの想い出

 その昔、バンコクに住み始めたころ、

ほぼバックパッカーに毛の生えたような現地採用生活をしていた。

安いサービスアパートは、どこか薄暗く、

でも南国の暑さのお陰か陰気な感じは無く、

タイ独特のどこか無骨な作りのド・ローカルなアパートだった。


エレベーターのボタンだ安っぽい出っ張ったボタンで、

ドアがいちいち大げさな音を鳴らしていたなぁ。


自分の部屋の正面は高齢のアマさんが住んでいて、

夜にあまったご飯を恵んでくれた。


斜め前にはロシア人の娼婦が2人住んでいた。


当時の自分は本当に貧乏生活で、

部屋にパソコンは無く、

安いサービスアパートにもパソコンが使えるスペースはなかった。


ただ、そのアパートの近くには

ラチャプラロップタワーマンションという当時の現地採用の日本人にとって

ちょっと有名なマンションがあった。


そこは日本人が多く住んでいて、

自分もいろいろな情報は耳にしていた。


沈没組。


そう呼ばれる人も多くいるらしい。

何の仕事をしているのかはわからないけど、

ビザなし、給与も現地採用の中でもかなり安く、

なかにはアングラの仕事をしている人もいるとか。


自分も当時は似たようなものだったけど、

一応サラリーマン勤めではあったから、

自分は違いますよ的なオーラを少しだけ身にまとって、

そのラチャプラロップタワーマンションの1階にあるネット屋を利用していた。


いくらだったかな。

10Bで20分~30分くらい使えたかな。


1か月に数回、知人や身内にメールを出したり、

ちょっとした情報収集のために使った。


そこに行くと、バンコク在住何年なんだろう?

といった感の日本人がいて、

何回も通っているうちに顔見知りにもなった。


話を内容は細かくは覚えていないけど、

ビザもなく、底辺の生活を送っていることは

聞いていてわかった。


中には風俗的な女性のヒモのような生活をしている人も。


そんなところの近辺で自分も生活していたから、

バンコクの日の当たら無い部分をどっぷりと見ることにもなった。

その変の話はあまり書けないこともあるけど、

自分の人生の1ページであることには変わりはない。


ふと思い出しまた。

2 件のコメント:

  1. 日の当たらない部分をもっと詳しく!ラチャシリーズもっと書いて

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    1. コメントありがとうございます。
      日の当たらない部分は日を当てないからこそ良いのです^^;なんて。
      時が来たらまた語ろうと思います。

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