Twitter上で定期的に出てくる話題がバンコクの生活費、食費問題。
主に2つの意見で対立しているみたいですね。
バンコクは日本に比べて食費、生活費が安い!
と、海外移住を積極的に進めるタイプの人。
バンコクは日本に比べて食費、生活費が高い!
と、旅行と移住は別だと考えるタイプの人。
果たして結論はどうなのでしょうかね。
ちょっと思うことを書いてみます。
家族で移住した場合、日本人のお子様がいると日本食、日本に準拠した生活が基本になると思います。すると、バンコクで購入する日本の食品、食材、生活雑貨類などは、
全体的に日本の1.8倍以上くらいはするという感じじゃないかな。
カップ麺が100bくらいで、400円。
日本なら100円程度だから4倍のものもありますよね。
自分の場合は食材も日系スーパーで買うこともあったので、
そのようなことが続く月はエンゲル係数は確実に高くなりましたね。
また、安くて聞いたことも無いようなメーカーのものを購入することになることもありますし、日本であれば、見向きもしなかった聞いたこともない名前のカップラーメンですら、高値であっても貴重な日本食として購入する感じでした。
単身移住となると、その点、日本食にこだわらないのであれば、
タイの屋台飯は安いので、食費は下がるでしょうね。
しかし、日系企業に勤務して、職場の人との付き合いで日系居酒屋に頻繁に通うことになると、いっきにエンゲル係数は高くなります。
1バーツ=1円ならありがたいのですが、
100bを100円感覚で使ってしまうところもあるので
結構、想定以上にお金を使っている自分に気付き、驚くこともあります。
ただ、
家族でタイ移住、単身で移住であれ、
現地の食材、屋台、生活雑貨などを使えば、
生活費、食費は日本より確実に安くなります。
しかし、ここに落とし穴があります。
生活費、食費は安くなりますが、質は確実に低下しますね。
まず、ご存知かとは思いますが、屋台が安いのには理由があります。
衛生面、人件費、施設費などが低く抑えられているということです。
衛生面は特にひどく、お金を触った手で食材を触るのはもちろん、
まな板は木製であり、消毒などしていないことが多いです。
また、ハエ、小さなゴキブリは確実にいて、食材などと接触している確率は高いです。
実際、屋台の食材ケースにミニゴキがいるのは頻繁に見かけましたし・・・
また、暑い気候の中、外に食材を置きっぱなしなので、痛んでいる可能性も高くなります。
魚の片側だけ氷に触れていて、片側は直射日光全開って屋台も。
食器類を洗っている様子を見た事がある方はご存知かとは思いますが、
屋台では、大きな洗濯たらいの中に入れて、軽く洗う程度の屋台もあります。
泡が残ったまま乾燥している食器類は多いです。
また、洗いが不十分のため、前の方の食材が乾燥してこびりついている皿に出会うこともあります(-_-;)
また、食材工場にも問題があることは報道で時々あります。
死んだ牛、豚を低価格で販売している業者などもあり、
安い食べ放題の肉屋さんはがそこから買い付けているのでは?
と問題になったこともあります。
また、外での調理で排気ガスの粉塵、pm2.5、虫、
その他埃など食材に混じっている確率は日本の比ではありません。
気にしたら食べられません。
油の使いまわしも酷いです。
古い油を1日中使っていたり、
翌日も焦げや汚れを掬い取って使うということもあります。
このような状況で安い屋台で一時的に生活費は安くなりますが、
生涯的には、自分の健康を蝕み続け、大きな病気にかかる可能性があります。
タイ、バンコク生活で大きな病気にかかったときの治療費、医療費は
日本の比ではなく、とても高いです。
ある話だと脳出血などで急きょ倒れた人が、バンコク病院のICUに運ばれ、
気付いたときには、治療費が1000万円近いものだったということもあるようです。
現地の方と結婚されて移住している方のパターンはまた違って、
その方は生活費は比較的安くなるはずです。
ただ、自分よりタイ人のパートナーが先に亡くなってしまうという
リスクもあります。
老後近くなって日本人としてタイ人パートナーの支え無しで生活していくのは
そう簡単なことではないですからね。
早急にバンコクが生活費が安いと判断するのではなく、
このようなことを踏まえて総合的に判断することが大切なのかなって思います。
最終的に決まった正解があるわけでもないですしね。
0 件のコメント:
コメントを投稿