2016年11月8日火曜日

新たな過労死犠牲者を出す前に・・・


過労死


電通の過労死の報道では
労働局がチェックに入ったそうだ。



そもそも人が死んでからチェックというのが遅すぎる。




時間外労働が社会一般に
当たり前になっていることに
本当に気づいていなかったのだろうか?!



定時のお役所仕事では見えないのかもしれない。



ちなみに
厚生労働省の労働時間に関する制度




原則1日8時間を越える勤務、
1週間に40時間を越える勤務はダメ。




自分が前いた職場は
朝7時から午後10時まで働くなんて
よくあることだった。




1日14時間労働。
早くても午後9時あたりだったから
1日13時間労働。



社会人として責任を全うするには
そんなものだろうと納得していた。


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自分が特別にすごいだろ?
と言いたいわけではなく、
自分の知り合いも
厚生労働省の勤務制度を
守っている人なんて少数だった



労働制度にはもうちょっと細かいことがあって、
労働組合などの協議の上、
行政に届け出れば
さらなる時間外労働がOKのようだ。




で決められた
時間外労働の限度がこちら。



1年間だったら360時間が限度。



1か月あたり30時間。


すると1日1時間~2時間の残業が許されているわけです。




どうだろう。



自分の周りで
この時間外労働内で
無事帰れている人なんていないんじゃないかな。




お役所と民間は
ずいぶんと乖離しているようだ。




お役所から出て、
実際に民間で働いてみたらいい。



一発でどんな状況かが
リアルでわかるはずだから。




新たなる過労死が起こる前に。





さて、労働者側から考えてみる。




自分が1日14時間働いていたときは
苦痛だったか?



疲れてはいたけど、
精神的に追い詰められるということは
なかった。



というのも
自分が好きなことを仕事にしていたからだ。



ゲームをやり過ぎて疲れる。



そんな感覚に似ている。



そもそも自分の適性が何かを
大学卒業前に慌てて考えて、
浅い自己分析で仕事についてしまう
就職システムは苦しむ人を増やす。




好きでもないことを
長時間やることが
精神をむしばみ、追いつめていく。




自分の適性は何か。
もっと見つめる期間をもつ。
それだけではなく、
しっかり親が一緒に見つめてあげることも大切だろう。



人間休むためにある日曜に
運行している塾のバスを見ることがある。



お尻を叩き、高学歴を求め、
世間で言われる高収入の会社に入らせる。


子の幸せと思ってやっていた結果が
本当にHAPPYになるのか
新たな犠牲者を生む前に考えてみる必要がありそうだ・・・