2016年11月7日月曜日

タイのメジャーで出会ったプロフェッショナル



バンコクのメジャーという若者向けの映画娯楽施設がある。



そこのゲームセンターに息子と2人で行ったとき、
あるプロフェッショナルに出会ったという話。




こんな感じの入口のゲームセンターなんですが、
大型の銃ゲームや
バイクのゲームなどが20B=約60円
と安いので、結構楽しめます。




この写真にそのプロフェッショナルはすでに映っています。




私たちがゲームセンターに入ってから
出るまで全く同じ場所で同じゲームを
ひたすら繰り返す男性。




ちょっとアップにしてみました。


手でリズムに合わせて画面を複雑にタッチするゲーム。



私たちが来る前からいたんで
1時間以上はやっていたはずです。




髪の先端から滴る汗。



ストイックに画面を睨み付けるような
真剣な眼差し。



休憩なんてとりません。



ただ一人、もくもくと
プレイをしていました。

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自分たちの遊びを終えたのち、
息子と映画館前の赤いソファーに座りながら
彼の動きを見つつ話しました。



彼が空手の型の練習を
この気迫でやっていたら
きっとメダルを獲得できるレベルになると思わないかい?


息子もそのことには納得。


でも、彼はこのゲームがどんなにうまくなろうと
ゲームセンターから
このゲームが撤去されたら
何も手元には残らないかもしれない。



だったら、何か手に残ることに
同じような情熱を注げたら良いかもしれないな。


のような話をしながら、
いや・・・・



手元には残らないかもしれないけど、
ここで高めた能力は何かしらにいきるかも。




反射神経やら忍耐力、
何よりすさまじい集中力。




そもそも、何か手に入らなくても良いのではないか?



その瞬間、楽しんでいるなら
それで幸せなのかもしれない。



そんな思いも沸いてきました。



人生は長い。



刹那的に楽しむだけでは
長い人生を楽しみ続けることが難しくなる。



だからこそ、
この情熱を何か自分の能力が高まることや
未来を成長させてくれるようなことに
費やすことが良いのかなと個人的には思う。



個人的なだけであって、
純粋に楽しむことにプロフェッショナルに追究しても
良いことだなと感じる。



追求していたら
誰かの目に留まって
何かしらの仕事につながることがあるかもしれない。



プロフェッショナルに追求しているものが
仕事になって自分も自立できたら
最高だなと思う。



が、人の生き方は多様であって良いから
ただ純粋に楽しんでいても
それはそれで一興だとも思う。


そんな1日だった。