2019年10月22日火曜日

天皇陛下が「天照大神」を拝礼する様子を見る日本人の心



NHKのニュースでこんな言葉がありました。


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天皇陛下が皇居の宮中三殿の回廊に姿を見せられました。
「天照大神」をまつる賢所(かしこどころ)に天皇陛下が拝礼し、
「即位礼正殿(そくいれいせいでん)の儀」を行うことを伝えられる
「即位礼当日賢所大前の儀」が始まりました。
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戦後に生まれた自分は歴史として学びはしますが、
天皇陛下については深い知識を持ち合わせているわけでもありません。


でも、尊敬できる人格を持ち合わせた方だということは
マスメディアの情報を通さずしても
表情や仕草から伝わってきます。


なので、自然とこのニュースも見ていたんですが、
このNHKの言葉を聞いていると、
日本人って深いなぁと感じるところがあります。


AI時代と言われ、
コンピューターをはじめとした
科学技術の発展の勢いがます時代において、
「天照大神」という言葉が自然とアナウンサーの口から出てくること。
さらに日本人の象徴である天皇陛下が拝礼するという事実。


このニュースを違和感なく見ていられることに対して、
日本人として自分の中にも
このような精神が受け継がれているんだなと実感しています。


霊が見えるわけでもありませんし、
何か宗教を信仰しているわけでもありません。


いたって自然に、クリスマスもやれば、
初詣にもいく一般ピーポーの自分です。



幽霊の話をしているテレビ番組を
斜に構えてみているところもあります。


そんな自分でも、天照大神という言葉を自然と受け入れています。

「アイフォン、人工知能、シリコンバレー、
 科学技術は日進月歩。
 ユニクロウェアはらくでリーズナブル。
 こんなごわごわした動きづらそうな服着て
 なんちゃら神に拝礼って・・・
 ちょいちょいちょい!アナウンサー、そこスルーする?!
 誰も突っ込まないの?」


なんてことは全く思いません!
思ってもおかしくは無いほど進んだ時代ですよね?
文明的、科学的、論理的には。


でも、そんなこと全く考えず、
あの服装による儀式をすんなり受け入れることができるし、
なぜか必要な儀式なんだということを知識ではなく、
深い部分で知っているようなところに
日本人としてのアイデンティティを強く感じるのです。
精神的に。


みなさんはどうですか?
違和感なく見ていられますよね?


グローバルスタンダードが良しとされ、
どんどん標準化される科学技術全盛の世の中であっても、
みなさんの心の中にも日本人としての精神性が
深く刻まれているということなんでしょうね。

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