2016年10月8日土曜日

プロレスはやらせ!!なんて野暮なことを言う人へ


自分は中学の頃から
プロレスが好きで
特に三沢光春黄金期の全日は
毎回夜の日テレを本当に楽しみにしていた記憶があります。



プロレスはやらせ。


プロレスはやらせ


あまりプロレスを見ていない人に
そういってほしくない。



自分が長年見ていてわかっていることは、
前座ではやらせがある。かも^ ^;



が、正確に言うとやらせじゃないんです。



プロレス会場に来た人たちを楽しませる
会場を温める前座の様なお笑い要因的なものもある。



これはやらせという言葉じゃなくて
エンターテイメントだと思う。



では、タイトルがかかったような戦いはどうか?



これはプロレスというルールのもとのガチです。



ルールが他の格闘技と全く違うというだけ。


あくまでお客さんを最高に楽しませることが
洗練されたルールに盛り込まれているんです。



相手のかけた技は基本的に受ける。



よけられるでしょ?



じゃなくて、受けて耐える美学がルールなんです。
で、その美学にのっとって、
プロレス的によけるのはありになっています。



逃げるようによけるのはプロレスじゃないんです。



蹴りも本当に蹴るのではなくて
他の技へのつなぎとしての役割が強いんです。




だから、本気で空手家のような蹴りをしないんです。



でも、蹴りを得意技、個人の色にしている人は
空手の様な蹴りをすることはできるけど、
だからと言って、プロレスの美学からそれるような
蹴りはしないわけです。



60分一本勝負なんて試合をすれば
プロレス的美学に基づいた蹴りや投げをしても
確実に体力は本気で0になって
3カウントをとられています。



もう返せないというところになって
勝ち負けが競われている点ではガチ
というわけです。



プロレスは勝手に他の格闘技と同じだと思っている
あまりプロレスを知らない人にとってはやらせ。



でも、プロレスを知っていて、
しっかりとプロレスの戦いの美学を知っている人にとっては
ガチなわけです。



ルールを教えてくれよ!!




という声もあるかもしれないけど、
そのあいまいなところが面白いわけです。