2019年12月23日月曜日

バンコクで危険なのは場所ではなく人間

大使館からのメール連絡がありました。


12月21日(土)午前1時30分ころ,
首都バンコクの邦人が多く居住する地域におきまして,
(Twitter上での被害者の奥さんの情報だとエカマイのソイだそうです。)
邦人男性が一人で徒歩により帰宅途中,バイクに乗った二人組の犯人に,
身体を数箇所刃物で刺された上,財布を強奪されるなどの被害に遭いました。



私はタイに10年以上住んでいます。


最初のころは、ローカル色が濃い
日本人の居住区ではないところの奥まったソイでした。
月4500Bの家賃で一人暮らし。


同じアパートには夜のお仕事をされる女性やら、
その付き添い男性やら、お坊さんやら、
色々な人種が住んでいて、混とんとしていたことを思い出します。


入れ墨をした若い人たちと
アパートの前でビールを飲みながら談笑していたりもしていました。


どっぷりそのようなところで暮らしていていると
自然と危険察知能力が高まるようで、
あそこらへんは危ないな・・・とか、
あの人は危険かな・・・とある程度は判断することができました。


そして、今、そのような場所から離れ、
安全と言われる地域で暮らしています。




それでも昔の察知能力はなくならないようで、
街なかを歩いていても、バイクに乗っていても、
この人危ないな・・・と感じることは多々あります。


日本人が多く住んでいる普通の通りで
これは危険だな・・・という人を見かけることがあります。


バンコクは発展してきて、
一見、どこもかしこも明るく綺麗になってきて
危険が少なくなっているように見えます。


でも、私が10年以上住んでいて感じることは、
バンコクの発展により、
光が当たらない場所が減っただけで、
それらの場所で生きていた悪い心をもった人は
決して消えていないということ。



それらの人は日の光の明るさに紛れて普通に暮らしています。


暗い路地でうごめいてくれていたときは、
この場所と特定できただけにまだわかりやすかったでしょう。


でも、今はみなさんの生活の近くに紛れています。
決していなくなったわけではない
ということを忘れてはいけないと思います。
脅しではなくて事実です。


危険なのは場所じゃないんです。
人なんです。


そのことを忘れずに異国であるバンコクで過ごすことが
私たち外国人に大切な心構えかなって思います。


ここ数日、急にそれらのツイートが増えていますが、
在タイが長い我々は昔から町は変われど人は変わっていない
ということを承知して暮らしています。


危険なのは人です。

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