2020年7月3日金曜日

答えの出ない問い。答えのない問い。答えが決まっている問い。

新型コロナを気に色々と考えています。



色々と言っても軽い話題ではなくて、
自分の人生を大きく変えるかもしれない
大きなレベルのことです。


自分はタイで自分で起業して働いています。
企業に守ってもらっているわけではないので、
今回のコロナ禍はモロに強風にぶつかることになりました。
なかなかの強風です。


自分は幸いなことに何とか強風の中、
前に進むことができました。


しかし、知人が強風に倒れる姿を
目の当たりにしています。


退職。
1人ではありません。


今回のコロナは対岸の火事ではなく、
直視しなければならない厳しい現実を
目の前に突き出されました。


しかし、倒れた人も片膝をつき、
再び立ち上がって頑張ろうとしています。


そんな人達を助けてあげたくても、
悩みが吹き飛ぶほど何かしてあげられるわけでもなく・・・
自分の無力さも痛感しています。


タイで生きることを選び、
もう15年に近づいています。


今住む家はローンがあと5年弱くらいかな。
老後に住む場所は確保できそうです。


老後・・・


15年住もうが、タイは自分にとって異国です。


コロナに耐えたとは言っても、
老後前に病や事故で倒れることだってありえます。


そうなれば、外国人である自分は
莫大な医療費がかかります。
こちらで民間の保険には加入していますが、
それでもタイで生きていくことのリスクの大きさは
日本と比較して無視できないレベルのものです。


知人で病に倒れ、
1000万円近くかかった人もいます。
都市伝説ではなく、リアルなことです。


昔はそのようなことは
全く考えもしていませんでした。


若気の至りというか、覇気というか、
ただただ我武者羅に走り続けていたら、
今の位置までたどり着いたという感じです。


もし昔の職場にとどまっていたら、
知人と一緒に倒れていたことになります。


人生は自らの力で変える。
そう考えて走り続けてきました。


しかし、自分の力ではどうしようもない流れもあります。


自分ではもがき泳いできたつもりだけど、
方向は自力ではなくて
大きな流れにただ流されていただけなのかも。
自分で泳いだつもりが、漂っていただけなのかも。


果たして自分の人生の後半戦は、
どう流れていくのだろうか。


息子が来年中3になります。
日本の高校に行きたいと言っています。


親として自分ができることは何か。


息子は日本の高校で寮生活をして、
自分はこのままタイで生きるのか。


いや、息子と共に日本で生きるのか。


答えの出ない問い。
答えの無い問い。
いや、答えははじめから決まっている問いかも。


今までのように漂っていれば勝手に方向が決まる。
そんな問いなのかもしれません。


そんなことを考える時期になりました。

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