私はかなり格闘技が大好きです。
高校時代にグレイシー柔術が日本に上陸したときは、
自分が習っていた伝統空手だけでは厳しいと危機感を覚え、
掌底あり、寝技ありで友達と日々研鑽していたほど(^-^;
また、格闘技通信という雑誌でサンドバックを買い、
夜に公園のうんていに吊るして、蹴り続けていました。
公園の地面に軸足の回転で穴ができていたほど。
もちろん、見ることも大好きで、
先日、RIZINという番組がやっていました。
そこで野沢直子さんの長女の
真珠・野沢・オークライヤーさんが
プロデビュー戦が放送されていました。
正直、体が細かったんで、そんなに期待をしていませんでしたが、
入場シーンを見ると惹きつけられるものがありました。
完全にリラックスした状態の笑顔とダンス。
普通はベテラン選手でも
緊張感を払しょくするために
ちょっと興奮させてみたり、
祈ってみたり、相手を睨みつけてみたりと
戦闘準備に入るための行動が見られるものです。
でも、真珠・野沢・オークライヤーさんは、
つねに笑顔で、自然と身体から出る軽いダンスをしていました。
これからの試合を楽しみにしている
ということが表情、行動から伝わってきたんです。
これって山本KIDさんと同じ雰囲気です。
彼も笑顔を見せることもあり、軽くダンスを踊りながら入場していました。
気負うことなく自然なんです。
フジテレビ「RIZIN」より
右が真珠・野沢・オークライヤー選手。
試合直前も自然な笑顔で完全にリラックス。
左の人は顔が固いですよね。
こんな固い感じが試合ではよく見かける表情です。
心は表情に出るものです。
左の人は闘争心が出ていて、
冷静な攻撃ができない可能性が高いです。
とらわれない表情は
400戦無敗のヒクソングレーシーを見たときの
感覚に似ていました。
過去記事→ヒクソングレイシー無敗の法則
ヒクソンは笑顔は見せていませんでしたが、
自然体の無表情でした。
試合以外の余計なことを考えず、
試合そのものに完全に溶け込んでいる。
「勝ちたい!負けたくない!」
そんな気持ちは無く、
純粋に試合に入りこんでいる人は相当に強いです。
心がとらわれていないので、
あらゆる動きが自然にできるからです。
実際戦っているところも見ましたが
寝技に入ったときの動きが圧巻でした!
肘。
あれほど、躊躇なくすぐに肘を落とせるとは
完全に心がとらわれていない証拠だと感じました。
自分が上になった。
相手の顔のガードが甘くて隙間がある。
だから、自分の肘を叩き込む。
この流れがあまりにもよどみなく自然。
肘が無理ならこんどはパンチ。
次々と攻める手が止まらない。
まだ23歳だそうです。
これから相当に強くなる選手です。
真珠・野沢・オークライヤー選手は
野沢直子さんの長女ですし、
強さと美しさを兼ね備えていて華があります。
次の試合が楽しみです!
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