2016年7月31日日曜日
【海外生活】良いことばかりとは限らない【タイ移住】
最近、日本の景気が悪いからか
若者に海外で生活することを勧める情報を目にする機会が増えました。
今、このブログを読んでいる人の中にも
海外で生活してみたいな
という若い人もいるかもしれませんね。
私も昔は、海外の情報をネットで探したくちでした。
海外で生活したい!
という気持ちが強くなればなるほど、
もう目線が先、先に行ってしまって冷静な判断がしづらいものです。
海外生活のマイナス部分をちょっと書きますが、
この海外生活のマイナスな部分を聞いて
情熱が消えるレベルなら
日本で暮らしていた方が良いと思います。
もし日本での生活が苦しいから
海外に出たいという発想をもっているとしたら危険です。
海外での生活が苦しくないなんてことはありません。
海外での生活だって十分苦しいですよ。
日本と同じようなことだってあります。
そもそも海外に行ったからといって、
現地のタイ会社で就職することができるはずもなく、
だいたいは日本人の経営する会社に
就職することになると思います。
苦しかった日本の会社勤めが、
場所を海外に変えただけで、
また同じ可能性だってあるのです。
残業あり。
仕事は日本人レベルの結果を求められます。
だからこそ、
日本の生活から逃げるように海外に行くのではなく、
海外で何をやりたいのか?
海外で何ができるのか?
そこが大切なんじゃないかなと思います。
日本が苦しいから海外に逃げるという発想ではなくて
海外で生活する目的をもっとはっきりさせる必要があります。
せっかくタイに来たのに会社と家の往復で、
海外らしい生活ができない人だって山ほどいます。
しかも、辛いのは、
会社に所属していないと労働ビザが手に入らないので
その会社に命綱を持たれているということです。
さらに酷いのは、
個人経営の会社に入ればビザすらもままなりません。
ノービザで影で働いている人だっています。
若くて海外思考の強い
情熱あふれる時期だったら良いのですが
徐々に歳を重ねて病気になったらどうしますか?
保険なければ盲腸手術だけで
数十万円がなくなることもあります。
そこまで考えて海外に来ている人は少ないものです。
さらに年金。
海外で生活していて
年金を日本で払うことができなくなれば
老後の心配が出てきます。
若いうちに海外思考で楽しく暮らせると思って
海外に出ても
将来ずっとその生活が続けられると思いますか?
その会社がずっとあるという保証がありますか?
海外で自分が所属している会社がつぶれるなんてことは
日本以上にあります。
しかも、歳を重ねれば転職も苦しい。
結局、日本に戻ることを選択する人もいます。
しかし、日本でも年を重ねての就職は難しいもの。
海外で生活することを煽る人がいますが、
若者を煽る前に
なぜ海外で働かなければならないのか?
というところを明確にすべきだと思います。
人に頼っているレベルの人の背中を押すことは
返って危険な気がします。
海外で生きたい人は
誰に何を言われなくても勝手に行動する。
それくらいのバイタリティがある人が
海外で生活できるんだと思います。
迷うレベルの人の背中を押すことは
とっても危険だと思います。
海外で生活したいと迷っている人がいたら
もう一度自分の心の中を見つめてください。
もし、タイ移住に関して相談したいという方がいたら
こちらも読んでみてください。
⇒タイ移住相談
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