わが家の付近で、毎朝お坊さんが托鉢をしています。
その後ろから子どもが荷物をもってついていっていました。
本当にたまに、たまのたまに、
出家したらどれほど楽なんだろうか
と考えることがあります。
食べる物にも困らず、
余計なしがらみもなく日々生きる。
自分が悩んでいるときなど
ゆっくり歩いている姿を
羨ましく感じることがあります。
でも、すぐに思い直すというか、
そのことは忘れてしまいます。
成長したいと思えば、
それに伴う悩み、
思考があるのが当然。
俗世間から離れたところより、
社会の中でリアルに揉まれることこそ、
本当の修行な気がするんです。
日々、真剣に人と向き合い、
問題と向き合い、
自分と向き合う。
そうやって生きていることも、
出家して修行するのと同じくらい
心が磨かれる気がします。
お坊さんはお坊さん。
自分は自分。
日々、自分が追い求めることを頭におき、
目の前のことを頑張ることです。
自分は無宗教だし、
お坊さんに対して、
特別な感情はないです。
かといって生き方を軽視しているわけでもありません。
お坊さんも修行がいろいろと大変なんだろうけど、
社会に揉まれている私たちも
すさまじい修行をしています。
だから、お坊さんでも一般人でも、
人間に上下はないと感じています。
だから、なんか頭を下げることに
自分は個人的に違和感があるだけです。
社会の中で汗水たらして働く人には
尊敬の念を覚えますし、
自分もそうありたいと思っています。
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