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迷惑な場所で停車するタクシー
-----------------------------先日、フジ2の前を通っていたら、
タクシー待ちをしている日本人家族を見かけました。
普段なら気にも留めない光景なんですが、
どうしても忘れられない光景に変わりました。
タクシーがやっと来て、停車します。
タイのタクシーは変なところに停まるんですよね。
日本のタクシーなら停まらないような所で
後ろの車に迷惑になりそうな場所で停車。
その時の日本人家族の行動がとても気になりました。
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迷惑かけまいと努力し過ぎる
----------------------------------後ろの車の迷惑に出来る限りならないように。
気を使うのはドライバーであるべきなのに、
日本人家族が気を使っていました。
そして、2人の幼い子供をせかしたら、
親は自分たちが乗り込むことに必死になっていました。
取り残された子供も親に置いて行かれまいと
必死で走って乗り込もうとしていました。
その時、事件が起こりました。
小さい子供が顔面から地面にダイブ!
顔こそぎりぎり上に向けていたから良いものの、
スカイダイビングの姿勢のまま転んだので
胸を強打して大泣きしていました。
結局、お母さんがタクシーから降りて、
子供のところに駆け寄り、
より後続車の迷惑になっていました。
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日本人は迷惑に敏感
----------------------------------これはタイにいて感じることなんですが、
日本人って他人の迷惑にとっても敏感です。
敏感だからこそ、
サービスの質が向上するという
良い面もあるんですが、
今回の様にマイナスに働いていることも多い気がしています。
別に子供をせかしてタクシーに乗る時間が
せかさず乗る時間と何秒変わるのだろうって思うのです。
そこまでダッシュしなくても
軽く急げばよかったものの、
どうしても後続車のことを考えすぎてしまい、
慌てた結果、大きな失敗となって返ってきてしまう。
こんなことって起こりがちだと思うのです。
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迷惑かけない人間なんていない
---------------------------------人間はそもそも迷惑をかける生き物です。
それぞれが少しずつ迷惑をかけあいながら
その力がどこかで均衡して成り立っています。
金八先生が言っていました。
「人」は二人の人間が支え合って生きていると。
支え合うのと迷惑かけあうことは
意味合いは違うんだけど、
それでも人間は迷惑かけあってしまうことで、
結果として支え合っている気がします。
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ほど良い迷惑を許す社会
------------------------------信号無視やら、
青い運転など、程よくない迷惑は絶対に良くないですが、
日常生活レベルで起こりうる軽い迷惑なら
ある程度は寛容になった方が生きやすい気がします。
迷惑かけまいとタクシーに乗り込むとき
ダッシュしていた家族は、
他人が自分たちにしてくる迷惑に対しても
きっと敏感なんでしょう。
人よりストレスを感じながら生きているのかもしれません。
迷惑かけても良いと開き直るのは良くないですが、
ある程度の迷惑には寛容な社会の方が
人々は笑顔で過ごせるのかなって思いました。
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