教師という職業をしていると
教育系のドラマがスタートすると
1話の最初の方だけはチェックするように
しているんです。
そこで面白いかどうかを判断しているんですが、
仰げば尊しはノンフィクションらしく
どうしようもない不良の更生物語。
シンプルですが、
その更生するために重要な役割をはたしているのが
「音楽」。
バンドをやっていた不良たちは
喧嘩で音楽を捨てただけで
音楽そのものを嫌いになったわけではない。
そこに寺尾聰が演じる熱い吹奏楽部の顧問が
正面からぶつかっていくんです。
役者も内容を邪魔することなく
ドラマに集中させてくれるんです。
いや、むしろ引き込ませてくれるんです。
特に二世タレントの演技が光っているんです。
千葉真一の息子「真剣佑」(まっけんゆう)
真剣佑さんのTWITTERより
⇒https://twitter.com/mackenyu1116
高畑淳子の息子「高畑裕太」
高畑祐太さんのTwitterより
⇒https://twitter.com/yutatakahata
二世タレントのイメージは
親の七光りで仕事をもらえているのは
事実でしょうが、
そこから這い上がれる人は
本当の実力を兼ね備えた人ですよね。
2人の演技を見ていると
親の七光りではないことが
確実にわかります。
高畑祐太さんの不良役は
今まで見てきた不良の中でも
本当に切れ味が鋭く危険な香り、
不良のリーダーの器を漂わせていました。
真剣佑さんの演じる不良は
どこか知的で心の奥底に闇を抱えつつも
仲間を思いやる優しさをもった人物を
演じきっていました。
高畑祐太さんはもう売れていますが、
真剣佑さんも確実にもっと売れていくんじゃないかな
と感じました。
ただ、(まっけんゆう)という読み方は
ちょっとだけ違和感を覚えますね。。。
寺尾聰の演技は言う間でもありません。
完璧です。
「仰げば尊し」から目を離せません。