2020年11月7日土曜日

バンコク日本人学校の消しピン禁止について

 塾にいる生徒はバンコク日本人学校の子ばかりです。

小4の子が休み時間に消しピンをしていました。

消しピンという遊びは、お互い消しゴムを机の上に乗せ、

自分の消しゴムを爪ではじき、

相手の消しゴムを机から落としたら勝ちという遊び。


私が子供のころもよくやっていました。


懐かしいなぁと思ってみていると

子供がこんなことを私に話してきました。


「うちのクラス、消しピン禁止なんだ。」



もちろん、理由が気になるので

「どうして禁止なの?!」と聞いてみたところ

「消しゴムは勉強する道具で遊ぶものではないから」

と言われたそうです。


私「!?」


正直、はじまった・・・と思いました。


このようなバンコク日本人学校の若い先生がする

不可解な指導の話は相当聞いてきました。



子供の良さって何でしょうか。


色々ありますが、「想像力の豊かさ」は

大人と比べて抜群に優れています。


そして、その想像力はもっともっと伸ばしてほしい

と思うのが教師であるべきだと思います。


遊び道具でない文房具を遊び道具にする。

そしてお互いがルールを決めて、

机の上で安全に平和に遊んでいます。


これを止めて良い理由はどこにあるのでしょうか・・・


遊び道具でないと遊んではいけないのであれば、

ノートの端っこに丸バツをしてはいけないとでもいうのでしょうか。


若い先生こそ、自分が子供のころの記憶が濃いはずです。

自分が子供のころ、教師から同じことを言われたら

果たしてどう感じるのか。


消しピンを禁止にした状態。

消しピンを禁止にしない状態。


この違いで一体どれほどの教育的な効果があるのか?


そこを考えてから禁止にしてほしいです。


何でも禁止にするのは簡単です。


学校はお勉強をするだけに行くのでしょうか。

それなら塾の方が効果的に指導できています。


学校の意義はそこだけではないからこそ

学校の良さがあるのだと思います。


たかが消しピン禁止なので、そんなに語る必要はありませんが、

きっと消しピンを禁止にする考え方は、

他のことでも同じような理不尽なことを起こしているはずです。


もう自分はバンコク日本人学校の教師ではないので

どうしようもありません。


溜息が出るばかりです。

2 件のコメント:

  1. うちの子の学校(日本)でも消しピンしていて先生(中年男性)に注意されました。文具を文具以外の目的で使うのは如何なものか?という理由からだそうです。
    ネットで調べると、同様の理由で消しピンが禁止され、意見を戦わせている人もいるようです。
    私も昭和の人間であり、いろんな事物をおもちゃにした世代なので特に、消しピンがいけない、という認識が無かったのですが、先生個人に禁止事項の裁量を任せてしまっていいのか?疑問に思います。

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    1. 消しピンくらい認めてあげても良いですよね。休み時間が終わっても、吹っ飛んだ消しゴムを探すことで授業開始が毎回のように遅れることがあるとか、そんな理由だったらまだ納得はできますが、文房具以外の目的で使ってはいけないなんて・・・頭が固いとしか思えないです。

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