2017年7月17日月曜日

渡辺謙さん不倫報道に思う浅はかさ

朝ごはんを食べながらネットのニュースを見る。

ハリウッド俳優の渡辺謙さんが不倫。


不倫報道が何やら勝手に耳に届いてきます^_^;
最近多いですね。


そこで少し気になったのが、
「あの誠実な渡辺謙さんが」
という言葉。

あの誠実な・・・って、
なんで真面目だと知っているの?
と素朴に感じるんです。


簡単に人のことをこうだと思い込むのは
その人の勝手なんですが、
それでショックをうけているなんて
ちょっとおかしなことだと気づくべきなんじゃないかな
って思うんです。


世の中の商売で、
正直にやっているところなんて
本当に少ないはずですよ。
私は正直です・・・


でも、利益を追求する企業であれば、
多かれ少なかれ、
印象操作する広報活動をしているわけです。


もちろん、はじめから嘘をつこうなんて
思ってもいないでしょうけど、
わざわざ悪い部分を全面にアピールする
企業なんて少なく、
良い部分のみに注目してもらおうとするのは
当然のこと。


商品の提供者は、
限られた制約の中で
どれだけ商品価値を上げるかを考えて行動する


カビキラーのCMだって
カビが破壊される映像を使って、
あたかもカビが完全破壊されたかのような
イメージをつくっていますよね。


でもよーく見ると、
画面の右端に一部カビが残っていて、
そのことは瞬間的であって、
基本的にCMではカビが完全破壊されたかのような
イメージをアピールするわけです。


俳優だって同じようなもの。


自分のイメージをどれだけよくするかを
プロダクションは考えて
売り込みをしています。


その印象を鵜呑みして、
「あの誠実な渡辺謙さんが!」
なんてショックを受けるのは
自分は印象操作に見事にひっかりました
と宣言しているようなものです。


世の中の情報は
必ず供給側からの断片的なものだから、
渡辺謙さんであれ、カビキラーであれ、
消費者側はしっかり客観的に判断しなければならない。


これは政治だって同じ。


ニュースも流し読みしただけなんで、
渡辺謙さんがどんな対応をして、
世間がどんな評価を下したかは
特にわかりませんが、
一消費者として情報に接する際に気を付けなければ
という自分への戒めも兼ねて書きました。


では、良い1日をお過ごしください☆